コラム

【一点集中】

コラム 2016/01/23


今年私が読んだ良書に、

「ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果」

という本があります。

http://amzn.to/1ManjBj

Amazonの紹介にはこう書いてあります。

「やるべき仕事は、常に『1つ』だけだ!
日々、膨大な仕事量に追われ、

ただ右から左にこなしていく——
そんなやり方では目覚ましい成功は望めない。

急所となる1点を見つけ、

そこに力を集中すれば、
あとはドミノ倒しのように

とてつもない成果がもたらされる。
その1点の見つけ方と攻略法を教えます。」

(以下省略)

domino effect isolated on white background

私たちは、ついついやらなくていい事、

本来であれば優先順位の低い事に

注意を削がれて、

気付けば時間を取られて

しまっている事があるものです。

ただ、これは動物としてのヒトとしては、

仕方のない事です。

現代でこそ、しっかりと

セキュリティを確保された家があり、

安心して暮らせる

環境や法律が整備されています。

しかし、過去を千年、万年単位で

遡ると私たち人間も

常に危険に晒されていました。

従って、

目の前の一つの事に没頭することは、

それだけ背後の注意が散漫になる

という事を意味します。

すなわち、これは言い換えると

生命の危険を背負う事になる訳です。
DNAレベルで刻まれた

危機管理機能としての「注意散漫」。

Glasd model of an double helix dna sstrand

 

そう考えると、集中力がないと

自分を責める事には

あまり意味がないようにも

考えられます。

一方で、1万時間の法則と

いうものがあります。

それは、ある事において

「一流」なるためには、

その事に1万時間を

費やす必要があるというもの。

これも至極当たり前の事ですね。
なんでも最初はうまくは出来ません。

歩く事から始まり、

ひらがなやカタカナを学び、

スポーツや楽器などに打ち込む。

最初はうまくいかなかったものも、

時を経てうまくなってきたはずです。

もちろん、途中で止めてしまうと

成長も止まりますが・・・。

現代社会のように情報が氾濫すると、

ついつい目移りしてしまいます。

あれもやりたい。

これもやりたい。

そっちも将来のために

やっておいたほうがいいのではないか?

これは、自分だけに

起こっている事ではないのです。

しかし、中にはコツコツと

やるべき事を自分で決めて、

結果を積み上げていく人がいます。

彼らはどういうマインドセットを

しているのでしょうか?

毎日2通程度のメルマガを発行している

マーケティングコンサルタントの

友人に聴いてみると、
彼は、こう答えました。

「メルマガを書く事が、

結局一番時給が高いんですよ、

計算してみると。

自分は言葉で人に影響を及ぼす仕事を

しているので、

言葉を鍛える必要もありますしね。」

彼は、それがベストである

という事を知っていました。

赤信号を待っていられる日本人は、

必ず青になると知っているから

それが出来るのです。

ワン・シング。

一つの事に集中すれば本当に、

とてつもない結果は出せるのか?

NHKの「大科学実験 アリと巨大な壁」

という番組で物理学的側面からやってました。

たった一匹のアリが倒した

わずか9.1mmの小さなドミノが

18枚のドミノを倒し、

最終的に5m、180kgもの壁を倒します。

興味がある方は公式HPから

動画を検索してみてください。

その光景は圧巻です。

現代が相当高いレベルで

安心できる環境であればこそ、

集中するものが決まれば、

一気にブレイクする事が可能です。

是非、皆の願いが

このドミノのように

クリアされていく事を

ビジュアル化し、

成功の確信を持っていただきたい。

今日、あなたが倒す

最初のドミノは何でしょうか?



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