停滞しているコミュニティ(地域、組織など)に新しい風を吹かせ、
イノベーションを起こすきっかけを作るのは、
「よそ者・若者・馬鹿者だ。」という話を聞いたことがありませんか。
よそ者も、若者も、馬鹿者も私たち「大人」の「常識」の枠を外してくれる
非常識・・・いや、「不常識」を持っており、新しい気付きを与えてくれる
ということでしょう。
仕事柄、よく企業の採用面接の代行や新入社員研修をしますが、
その際に、学生さんや若手社員やこんな話をします。
「皆さんは若者です。
確かにビジネススキルや経験は乏しいかもしれません。
でも、『大人』にはない新しい視点を持っています。
また、顧客に最も近い目線、あるいは、顧客目線そのものを
持っているのです。
だから、その視点から見える違和感や疑問をどんどん『大人』に話し、
質問することで、貢献して欲しいのです。」
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ところで、この「よそ者・若者・馬鹿者」理論を言い出した人は誰でしょう?
よそ者・若者・馬鹿者と言っているからには、きっとその人は、
自分の居場所を持つ大人で賢い人なのでしょう。
しかし、その賢人は、悲しいことによそ者・若者・馬鹿者が
来ないと、イノベーションは起こせないのでしょうか?
救世主としてのよそ者・若者・馬鹿者を依存的に、
ただ待つしか手はないのでしょうか?
もちろん、そんな事はないはずです。
自ら、よそに出ていけばいいのです。
自分がいつも安心出来るコミュニティを離れて、
新しい場に行ってみればいいのです。
若者に会いに行けばいいのです。
若者でなくてもいいでしょう。
ジェネレーションギャップを感じる人達に会いに行けばいいのです。
馬鹿者に会いに行けばいいのです。
自分と常識の違う人達とじっくり話をしてみればいいわけです。
その人たちから見れば、私たちはきっと馬鹿者でしょうから、
彼らにとっても都合がいいかもしれません。
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「原因と結果の法則」というものがあります。
ある原因があって、しかるべき結果が訪れるということです。
勝手に結果は出ません。
アインシュタインは言いました。
「同じ考えや行動を繰り返し、異なる結果を期待するのを狂気と言う。」
「蒔いた種以外の作物は収穫できない」 と言ったのは、
名著「7つの習慣」の著者、スティーフン・R・コヴィー博士です。
今、その場にいたままで、あなたのビジネスや人生にイノベーションは起きますか?
是非、イノベーションを起こしてみて下さい。
・・・なぜか?
その方が面白そうではありませんか?