コラム

主語を「私」にして、現状打破しようとしているか?

コラム 2016/08/15


【参謀の眼】

〜主語を「私」にして、現状打破しようとしているか?〜

マネージャーとして現状打破を
していく基礎力を付ける鍵。

それは主語を「私」にして生きる事。

世の中に、自分でコントロール出来ない
事は山ほどあります。

そして、往々にしてそれらは
私たちにデメリットをもたらします。

近隣にライバル店が出来て
売り上げが落ちた。

店舗の前が工事中になって
お客様の来店が減った。

上司が自分を分かってくれず、
思うようにビジネスが進まない。

このような時に結果の出せない
マネージャーはうまくいかない理由を
環境や他人のせいにします。

この発想では主語が自分ではなく、
他人になっています。

ライバル店の出店計画、
自店舗の前の道路の工事計画、
上司の評価。

基本的にこれらは、

コントロール出来ません。

コントロールできないものを
主語にして解決策を
議論している限り、
いつまで経っても
その事をマネジメント
出来ません。

コントロール出来ないものを
マネジメントしようがないからです。

唯一できることは、
自分を主体的に動かし、
その行為を介して社会や
他人に働きかける事・・・。

ライバル店の情報を取り、
それを未然に回避させるには、
自分に何が出来るか?

いつ店舗の前に工事が
起きてもいいように、
自分が出来るリスクヘッジや
それに向けての具体的な
アクションは何か?

上司が自分を理解しないのは
なぜか、その理由を自分は
正確に理解しているか?

このように考え、
そのために有効な打ち手を打ち、
それが功を奏した時、
それこそが、
自分の手柄や成長につながります。

その法則が見えてきた時、
それは再現性ある経験となり、
チームに大きな影響力を
与えていきます。

そして、何より、自分自身が
成功を勝ち取った深い喜びと、
強いリーダーシップを
手にするのです。

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そうした成功体験は、
自分の成長のサイクルを回し始め、
マネージャーとしての成果を
より高い次元で発揮
出来るようになります。

主体的行動ー結果ー成長ー新たな
行動へのチャレンジ・・・
というサイクルをいかに早く、
そして、上昇しながら回していくか。

これが、マネージャーとして
現状打破をしていく基礎力を
伸ばしていく鍵です。

そして、その鍵を握る
主人公は自分であるという事実を
知ることで、企業の参謀力を
極大化して欲しいと思います。



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