コラム

トランス ビジョン

コラム 2016/03/12


私は、自分の欲しい結果を出す為の
方法に関し、クライアントさんが
その逆の方向に気を使っているか
見るようにしている。

自由な会社を作りたければ自分が規律を持つ。

しっかりした仕組みで動く会社を作りたければ、
直感を大事にする。

「お前はルーズだ。」とよく叱られるから
規則に縛らない自由を求めたいという考え方。

直感で物を判断する先代社長が嫌い
だったから、仕組み化しようという考え方。

これ、まずいです。

お客さんのために・・・社会のために・・・
という視点が抜けてるから。

本当のこと言うと、自分のために・・・も
抜けている。

自分勝手な都合を押し通す事で、
自己成長の機会を自ら奪ったり、
本来もっと得られる成果や
信頼も手放しているから。

まあ、誰の為に書いてるかっていうと
私自身を戒める為であったりも
するのだけど、自ら意識付けをする
のもまた努力。

一過性の成功で天狗になって
落ちていくパターンもこの視点の欠如
だと思われる。

そもそも、その一過性の「成功」は
偶然だった可能性が高い。

businessman with financial chart graph

最近の若いもんは・・・と思ったら、
年寄りの話を聞いてみよう。

昨日は深夜のタクシーの

おじさんがいい話をしてくれた。

温故知新。

そんな言葉は中学生の時から知っていた。

しかし、今思うと大切だなぁ、
とひしひしと思う。

故(ふる)きを温め、新しきを知る。

古臭いのはダサいから、新しい方がいい。

それじゃ、ダメだと思うこのごろ。

10年後はどう思うだろう。

私の主宰するトランスビジョン勉強会。

これは、正しくビジョンを作り、
そのビジョンを超えていく人の為の勉強会。

そう。

過去や今あるビジョンを
否定するのではなく、
それらのビジョンを含みつつ、
さらに、超えて行く。

それがトランスビジョン。

四文字熟語で書くと、
温故知新なのかもしれません。

未来は過去と現在を含んでさらに
超えていく。

決して、未来だけが独立している

のではないと思うのです。



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