コラム

よそ者・若者・馬鹿者

コラム 2016/01/25


停滞しているコミュニティ(地域、組織など)に新しい風を吹かせ、

イノベーションを起こすきっかけを作るのは、

「よそ者・若者・馬鹿者だ。」という話を聞いたことがありませんか。

よそ者も、若者も、馬鹿者も私たち「大人」の「常識」の枠を外してくれる

非常識・・・いや、「不常識」を持っており、新しい気付きを与えてくれる

ということでしょう。

仕事柄、よく企業の採用面接の代行や新入社員研修をしますが、

その際に、学生さんや若手社員やこんな話をします。

「皆さんは若者です。

確かにビジネススキルや経験は乏しいかもしれません。

でも、『大人』にはない新しい視点を持っています。

また、顧客に最も近い目線、あるいは、顧客目線そのものを

持っているのです。

だから、その視点から見える違和感や疑問をどんどん『大人』に話し、

質問することで、貢献して欲しいのです。」

ーーーーーーーーーーー

ところで、この「よそ者・若者・馬鹿者」理論を言い出した人は誰でしょう?

よそ者・若者・馬鹿者と言っているからには、きっとその人は、

自分の居場所を持つ大人で賢い人なのでしょう。

しかし、その賢人は、悲しいことによそ者・若者・馬鹿者が

来ないと、イノベーションは起こせないのでしょうか?

救世主としてのよそ者・若者・馬鹿者を依存的に、

ただ待つしか手はないのでしょうか?

Change Concept. Keys with Golden Keyring on Black Wooden Table. Closeup View, Selective Focus, 3D Render. Toned Image.

もちろん、そんな事はないはずです。

自ら、よそに出ていけばいいのです。

自分がいつも安心出来るコミュニティを離れて、

新しい場に行ってみればいいのです。

若者に会いに行けばいいのです。
若者でなくてもいいでしょう。

ジェネレーションギャップを感じる人達に会いに行けばいいのです。

馬鹿者に会いに行けばいいのです。

自分と常識の違う人達とじっくり話をしてみればいいわけです。

その人たちから見れば、私たちはきっと馬鹿者でしょうから、

彼らにとっても都合がいいかもしれません。

ーーーーーーーーーーー

「原因と結果の法則」というものがあります。

ある原因があって、しかるべき結果が訪れるということです。
勝手に結果は出ません。
アインシュタインは言いました。
「同じ考えや行動を繰り返し、異なる結果を期待するのを狂気と言う。」

「蒔いた種以外の作物は収穫できない」 と言ったのは、

名著「7つの習慣」の著者、スティーフン・R・コヴィー博士です。

今、その場にいたままで、あなたのビジネスや人生にイノベーションは起きますか?
是非、イノベーションを起こしてみて下さい。

・・・なぜか?

その方が面白そうではありませんか?



pagetop